sachiko
550×430(額縁込み)
鳥の子紙、アートグルー、箔、ボールペン
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この絵は、ある失恋ソングを聴いてイメージが湧いた「失恋画」です。
好きだった人が教えてくれた素敵な音楽というのは、その人との恋が終わった後に聞いてしまうと胸に突き刺さって苦しくしなるものです。
「失恋画」というと縁起の悪い響きですが、犬を擬人化して描くことで一見して直接的に分かりやすい哀しい絵になることを避けました。
(因みにこの犬のモデルは実家に飼っているミルちゃん、オス、雑種です)
またヘッドホンのコードをカールコードにしたことでノスタルジックさが表現できたように思います。
失恋という絶望と孤独の中でも耳元から聞こえる音楽に、ある時は胸が詰まり、ある時は救われるという尊い時間もあるのだと思います。
<作者からのメッセージ>