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橙屋 三蔵

450mm×300mm

木製パネルに墨液、和紙、水性塗料、油性塗料、雲母


***


私は、「時間」をテーマとした作品を日々制作しています。

その中でこちらの作品は、画面で時間を表現したものでは無く、

制作する素材として、時間、その歴史を内包する「和紙」を作品へと昇華させたものです。

日本の和紙は西暦610年に朝鮮半島から伝来したとされながら、それ以前にも既に紙漉きの文化があったとも言われています。

現代でも、和紙は書道や日本画などで使われますが、多くの場合は作品を記す媒体としてのものです。

今回の作品は、和紙の中でも色和紙を使い、和紙自体が作品として成り立つよう、

和紙そのものが持つ透明感や繊維感を独自の技法で全面に押し出しました。

この作品の在る空間が、より上質で、より豊かな「時間」を過ごす場となれば幸いです


<作者からのメッセージ>






 
 
 

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